更新日:2025年07月17日
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株式会社 講談社/株式会社 集英社/株式会社 小学館/株式会社 有隣堂と共催して 「書店の魅力を再発見し、その魅力を伝える」アイデアソン (アイデアマラソン)を開催しました
文芸学部の文芸メディアゼミでは、株式会社 講談社/株式会社 集英社/株式会社 小学館/株式会社 有隣堂との共催で
「書店の魅力を再発見し、その魅力を伝えることをテーマにアイデアソン(アイデアマラソン)を開催しました。
2年生26名が6組に分かれ、近年よく耳にする「書籍?雑誌離れ、書店離れ」の現象に対する解決策を考えるために、
書店の見学や出版社?書店チェーンの現場の方々による座学講習などの事前学習や下調べを行い、準備を進めてきました。
座学講習の講師とアイデアソンの審査員を務めてくださった方々
アイデアソン当日、講談社/集英社/小学館/有隣堂の審査員の方を前に、グループごとに考えたテーマを発表しました。
1.かーびぃ「旅の中で本と出会い直す ー本と過ごす新しい旅の形ー」
書店を宿泊施設に設置するという新しい書店の在り方を提案しました。
2.半蔵門線「有隣堂の店舗を巡るスタンプラリー」
書店から足が遠のいている若者を、「推し活」と組み合わせてイベント化することを提案しました。
3.甘党「安らぎ空間×推し活を取り入れた書店」
近年新設される施設には「安らぎ空間」が取り入れられていることに着目し、読書を「静かで落ち着ける推し活」と捉えた提案をしました。
4.さぼうる3「○○活×書店」
マッチングアプリと書店イベントのコラボレーションという新しい提案をしました。
5.自然派「その日の服装でおすすめ本を診断」
Z世代の若者が自己表現や自己診断を重視する傾向から、自分におすすめの本をAIが紹介してくれる仕組みを提案しました。
6.りぼんちゃん「運命の一冊に出会えるおすすめ本紹介の仕組み」
書店には「書籍との偶然の出会いがある」ことに着目して、書店員のオススメ本を紹介する仕組みを提案しました。
審査員の方々からは、根拠に基づいた仮説立て、ネーミングセンス、「推し活」の新たな捉え方や「AI」を取り入れた発表に対し、
「社内でも検討を進めていきたい」という前向きなご意見をいただきました。
学内外の観覧者からは、学生たちの分析力、発想力への驚きや論理的に構成されたプレゼンテーションに感銘を受けたとの
感想が寄せられました。キャッチーなフレーズや企画のユニークさが印象に残ったようです。
今後もこのような企画が定期的に開催されることを期待する声も複数ありました。
最後は各社から参加者全員にいただいた「読みたい雑誌の最新号」と共に全員で記念撮影。
学生にとって初めての外部に向けての発表の機会でしたが、ビジネスにおける企画の考え方や現状分析に基づく発想の重要性、
プレゼンスキルを学ぶ貴重な体験ができました。専門家からのポジティブなフィードバックで、学生たちは自身のアイデアに自信を
持ったようです。この機会を糧に、今後の勉学にもより一層励んでいきます。