更新日:2025年05月30日
留学?海外研修
春季海外研修レポート(フランス?Cavilam - French Alliance)
文芸学部4年(研修参加当時) Y.Cさん
私は、2025年2月にフランス?ヴィシーにあるCAVILAM(カヴィラム)という語学学校で実施された3週間の春季海外研修に参加しました。
この研修に参加した理由は、大学で第二外国語としてフランス語を選択し、実際にフランス語が使われる環境に身を置くことで、よりリアルに言語と文化を体感したいと思ったからです。また、学生生活の最後に、海外での学びの思い出を一つでも多く残したいという気持ちがあり、このプログラムに参加しました。
初日は、レベル分けのための入学テストを受けた後、新入生を歓迎する朝食会が開かれました。そこでは、先生や他の学生とリラックスした雰囲気の中で交流することができ、不安な気持ちが和らぎました。
二日目以降の授業では、午前中に文法やリスニングなど「インプット中心」の授業が行われ、ランチ時間を挟み、13時から15時30分までは会話や作文など「アウトプット中心」の授業がありました。授業はすべてフランス語で行われるため、最初は聞き取るのが難しく感じましたが、先生方がやさしく、簡単なフランス語を使って丁寧に説明してくださるので、次第に慣れていきました。
クラスには世界各国からの学生が集まっており、私はメキシコから来た学生と仲良くなりました。彼女はとても親切で、言葉が通じない時もありましたが、授業の内容を分かりやすく教えてくれるなど、多くの場面で助けてくれました。そのおかげで、すぐにクラスに馴染むことができました。
また、毎週のように、放課後や週末には文化体験プログラムが開催されており、私はフランス料理体験とムーランへの遠足に参加しました。料理体験では、先生の指導のもとクリームダックを作り、人生で一番美味しいと思える料理を味わうことができました。
放課後は、カフェに行ってコーヒーを飲んだり、フランス料理を楽しんだりして過ごすことが多くありました。特に学校の近くには、美味しくて、おしゃれなカフェがいくつもあり、時には授業の合間に素敵なカフェでランチをすることもありました。
週末には少し遠出をし、現地での思い出を沢山作りました。第一週の週末には、友人たちと一緒にリヨンへ行き、「フルヴィエールのノートルダム大聖堂」を訪れました。丘の上にあるため登るのが少し大変でしたが、その美しさと壮大さにとても感動しました。
第二週の週末は、一人でパリに行き、自分の誕生日を過ごしました。フランスの長距離列車に乗るのも、パリのホテルに一人で泊まるのも、パリのディズニーランドで誕生日を迎えるのも、そしてエッフェル塔の下で食事をするのも、すべてが初めての体験でした。
特にパリのディズニーランドで過ごした土曜日は、予想以上に楽しく、思い出深いものとなりました。最初は一人でのディズニーに不安を感じていましたが、スタッフの方々が親切にしてくださり、誕生日も祝ってくれました。さらに、一人で訪れていたため、シングルライダーの列に並ぶことで、2つのパークのアトラクションをほとんど制覇することができました!
日曜日にはパリ市内でショッピングを楽しみ、夜はセーヌ川のクルーズを予約し、エッフェル塔の下でディナーをいただきました。その夜は、私にとって一生忘れることのできない、特別で貴重な思い出となりました。
今回の研修を通して、最初はレストランに入ることすら勇気が出ず、戸惑っていた自分が、最終的には一人でレストランに入り、スムーズに注文をし、自分の意思を店員さんにしっかりと伝えられるようになったことに、自分自身の成長を感じました。また、クラスメイトたちとの交流を通じて、語学学習は単に文法や単語を覚えるだけでなく、「伝えようとする姿勢」や「話す勇気」が何よりも大切だということを学びました。
この留学で得たものは、知識だけではありません。ひとりでパリに行った時のあの挑戦、そしてフランス語への情熱は、私の中で深く刻まれています。これから卒業後も、この経験で得た「勇気」と「フランス語を学び続けたいという気持ち」を大切にしながら、歩んでいきたいと思います。