更新日:2025年06月03日
留学?海外研修
2025年度 JENESYS2024 大学生 訪韓団に参加しました。
2024年度日韓文化交流基金主催の大学生訪韓団に参加された方のレポートをご紹介します。
ビジネス学部 2年 波多野 碧 さん
日韓国交正常化60周年の節目の年に、私は日韓文化交流基金の主催する大学生訪韓団の団員として全国から集まった約80名の大学生と共に様々な経験をし、学びを深めました。私はこの訪韓団を通して日韓両国の理解を深め、次世代を担う若者としてどのように日韓の懸け橋となるべきかを学びたいと思い参加しました。
オリエンテーションでは、昨年の秋からのエッセイや集団面接という選考を経て集まった仲間たちと、ここから7日間活動していく実感が湧きました。代表の言葉などを通じてお互いの国を理解し合う重要性を改めて感じることが出来ました。
歓迎式や特別講演等、スーツを着用して参加する公式の場に緊張もありながら、スタートした1日でした。東国大学では、実際に同世代の学生の皆さんと交流し、韓国に来た実感がより一層増しました。夜は明洞に行き、流行の最先端を体感することで「韓国の今!」を直接知ることが出来ました。
戦争記念館?烏頭山統一展望台への訪問で平和に対する意識や将来に対する熱い思いを強く感じることが出来ました。自身で行く旅行ではなかなか訪れる機会がないため非常に貴重な体験でした。ワールドkpopセンターでは団員全員で身体を動かし、発表の際はとても盛り上がりました!ロッテマートでは韓国の若者と同じ視点に立って色々な体験が出来たことが印象的です。
現代モータースタジオでは、環境に配慮した未来の車という韓国の未来志向な考えを見ることができました。ソウル市長舎、景福宮、光化門広場を訪問し、ガイドさんの話を聞きながらたくさんの質問に答えて頂きました。韓国の経済や政治を動かす場に実際に出向き急速に発展する韓国の姿を見ることができました。
全州市に移動しました。ソウルとは異なり落ち着いた古き良き文化を継承しているような印象がありました。韓国の伝統的な半紙を作り、韓服体験もさせて頂きました。韓屋に実際に泊まる中で、韓国文化を知る貴重な機会になりました。
釜山大学にて、講義を聞き、2日目の東国大学でのイベントより多くの学生の方とお話ができました。同様にコミュニケーションが数日前よりも取れたという人が多く、たった一週間という短い期間でも、韓国への興味関心が高まったように感じました。私自身も兵役の話を実際に聞いたり、なぜ日本に興味を持っているのかなどの話もでき、日本語と韓国語どちらの言語でもコミュニケーションが取れてとても楽しかったです。夜は、成果報告会があり、班ごとに学んだことを発表しました。その後は、団員のみんなと海に行ったり、カフェに行ったりして最後の夜を楽しみました!
あっという間の1週間で帰るのがとても寂しかったです。このプログラムで実際に現地に出向くという体験は、とても刺激的なものでした。またこの訪韓団をきっかけに全国の大学生と交流を深め、多くの学びを得ることができました。すべての参加者に共通しているのは、日韓関係をより良いものにするために韓国を知ろうとする姿勢だったと思います。韓国に対して様々な考えを持っている学生と交流するなかでもっと韓国を知りたいと思うことができた一週間でした。
2カ月後、久しぶりに会う訪韓団で出逢った友人と帰国後の行動?関心の変化や韓国を含め世界の国々と今後どのように関わっていきたいかなどを共有し合いました。自分と同世代の若者がこのプログラムでの経験を通し、様々なことを考え行動しているということは、私にとってとても刺激的なものでした。私自身も今回の学びを一時的なものではなく、生涯にわたって日本と世界との関わりに興味を持つきっかけにしたいと思います。